大工さん
こんばんは。マカロニです。。。
大工さん。。。自分が１５年かけてやってきた職業です。親父が大工さんだったことから自然とそんな流れになっていました。決してやりたかった職業ではありませんでした。他にやることもなかったし、何より、就職活動やらなくてすむ〜といった甘い考えではじめました。
２代目ということで、親父も一生懸命教えてくれたし、その分修行はキツかったけど、なんとかいい大工さんになれたと思っています。
大工さんは素晴らしい職業であるとは思います。ただ、スキルを修行して身につけ、暑い日も寒い日も頑張って仕事する。それに見合った賃金が稼げていないのが現状。
でも、そーしてしまったのは、大工さん自身かもしれません。というのは、「建築バブル」というのがありました。（自分は経験してない）大工さんに限らず、建築職は儲かったそうです。その時期に大体の職人さんは適当（言い方難しいですが）に過ごしてきてしまった。もちろん頑張って努力してた職人さんも居たと思います。適当にやっても儲かる。そう、職人さん自分自身で世間の地位を落としてしまったのです。
やがてバブルは弾け、景気は悪くなりました。なんとか生き残れる人と、廃業せざるを得ない人が現れ、職人の世界にも機械化の波が押し寄せ、家を特殊なスキルで作ってきた大工さんは少し修行すれば誰にでもできるようなチープな職業になってしまったのだと自分は思います。
フルイにかけられ、足元を見られ、職人の地位は失墜していきました。特に大工さんは家造りの重要なポジションにいて、賃金も他の職人さんより多いことから、削れるとこから削る的な意味合いで、ドンドン賃金は下がっていきました。
４，５００万円くらいする家の大工さんの賃金がなんで１０％にも満たないんでしょうか。１００万円くらいの大工さんの賃金でどーして家ができてしまうのでしょう。（それで現在成り立ってるからすごい）
自分はそんな業界に見切りをつけました。ただ食べていかなければならないので、建築スキルが生きる、現場監督という職業になりました。正直、建築というジャンルから逃げたかったんですがね〜。
現在は現場監督しながら、ライター、ブロガーになって、副業収入を得ようとあれこれ試しています。
